物件を並べて問い合わせを増やすだけの集客面ではない。意思決定のためのデータ、選択肢、履歴を構造化する基盤である。
Sumlayer社内理解ガイド
Sumlayerは、不動産売買の“選択インフラ”であり、売主・買主・営業担当者・業者が、透明なデータに基づいて意思決定できる流通基盤である。
売買契約の当事者、媒介者、代理人にならない。交渉、条件調整、価格決定にも介入しない。
自ら買い受ける導線や、裏側の買取先へ誘導する設計を持たない。提示するのは中立な選択肢である。
問い合わせや連絡先開示を課金対象にしない。顧客が業者を選択した時点だけを送客課金のトリガーとする。
絶対原則
Sumlayerの中核は、運営が取引判断に入らず、システムがデータと選択肢だけを提示することにある。
ゼロ仲介原則
Sumlayerは、取引判断を代行しない。判断主体は常に売主・買主・業者である。
- Sumlayerは売買契約の当事者・媒介者・代理人にならない
- Sumlayer運営は交渉・条件調整・価格決定に介入しない
- システムが提示するのは「データと選択肢」
- 判断主体は常に売主・買主・業者
四大禁止
「禁止します」という運用依存ではなく、構造的にできない設計にする。
1. 囲い込み
2. 両手誘導
3. 情報先出し
4. 査定誘導
ルールで縛るのではなく、構造で不正を成立させない
運用ルールに頼るのではなく、ログ、通知、変数制御、自動検証を組み合わせて、意図しない誘導や遮断が起きにくい状態を作る。
不正や誘導を「してはいけない」と書くだけではなく、データ構造、画面、権限、通知、ログで成立しにくくする。
掲載レイヤーと販売状況報告OSレイヤー
掲載レイヤーは流通面、報告OSレイヤーは売主接点と真正データの蓄積面。対象範囲が異なる。
掲載レイヤー
- 物件公開
- 検索
- 反響
- 担当者選択
- 成約
販売状況報告OSレイヤー
- 売主への報告
- 既読
- 承認
- 質問
- 見送り理由蓄積
- 成約確認
報告OSは掲載の有無に依存しない。掲載ゼロの業者でも、報告SaaSとして導入できる。
販売状況報告OS
報告OSは掲載機能ではなく、売主接点を蓄積する基盤機能である。
売主アカウントを中心に蓄積する
- 売主アカウント登録が必須
- PDF送付では真正データが蓄積されない
- 既読ログ・質問ログ・承認ログ・成約確認・レビューを本人アカウントに紐づける
- 売主アカウントは資産OS、次回売買、紹介へ接続する重要資産
収益構造
対価文脈では「プラットフォーム利用手数料(成果連動型)」と表記する。問い合わせ・連絡先開示時点の反響課金は前向きな選択肢にしない。
問い合わせ・連絡先開示時点の反響課金は禁止設計として扱う。送客課金のトリガーは「顧客が業者を選択した時点」のみ。
用語ガバナンス
仕様・画面・営業資料で使う言葉を揃える。曖昧な旧称や誤読される表現は、対比としてだけ扱う。
検索・表示中立性
自然検索結果は、物件とデータ品質に基づく。取引態様・課金額・広告出稿で順位を歪めない。
検索順位に使える変数
- 物件属性
- データ信頼レベル
- 情報鮮度
検索順位に使ってはいけない変数
- 取引態様
- 課金額
- 契約プラン
- スカウト利用量
- 広告出稿の有無
自然検索結果の外のみ許容し、「PR」表記を必須にする。検索上位表示の販売、新着ブースト、おすすめ枠は置かない。
AI統合の原則
AIは判断主体を置き換えない。根拠データを限定し、担当者の確認・編集を挟む。
「値下げすべきです」という単一結論を出す設計は置かない。
禁止設計カタログ
以下は改善案ではなく、仕様から排除する設計として扱う。
未決事項
未決事項は、確定仕様と同じ見た目にしない。法務・料金仕様・統合作業待ちとして区別する。
- プラットフォーム利用手数料が宅建業法46条報酬額規制の適用外である構成はリーガルチェック未了
- 選択ログの保存期間は法務確認待ち
- 検証済みバッジの一致率閾値は仕様書で確定
- 送客課金の個別単価は料金仕様で確定
- v0.6第11章原文との条番号突合は統合時に確認
仕様作成チェックリスト
仕様を書く人は、実装前に以下を確認する。特に、運用ルール頼み・未決事項の確定扱い・用語ブレを残さない。